ブルガリ、来年5月にバリ島で開業、バリの伝統文化とモダンさを融合

  • 2005年10月18日
 ブルガリ・ホテルズ&リゾーツは来年5月、バリ島にリゾートホテルを開業する。ブルガリ新規事業開発室シルビオ・ウルシーニ氏らが来日、このほど同ホテルのコンセプトなどを明らかにした。ブルガリは4年前からホテル・プロジェクトを展開、1年半ほど前にミラノでシティホテルを開業。コンセプトは「イノベーションと伝統の融合」で、ホテル開業にあたりこだわりのポイントは独創的なロケーション、ブルガリが細部までデザイン当、革新的な試みを加えることだ。ホテル展開は既に開業したミラノに加え、パリ、ニューヨーク、ロンドン、東京の都市型を5軒、リゾートを2軒展開する。ミラノについてウルシーニ氏は「イメージ、顧客満足など成果は高い」と評し、バリについても「世界随一の高水準なサービスを提供する」と高い期待に応える考え。
 バリに開業するホテルは、バリ島の最南端に位置しウルワツ寺院から奥に入る断崖絶壁に立つ。バリの伝統建築を取り入れながらモダンなデザインのプライベート・ヴィラ60棟、インドネシアとイタリア料理のレストラン、スパ、結婚式にも対応可能な特別室などを用意する。また、「基本コンセプト、サービスに勝るとも劣らない自然を楽しんで欲しい」ことから景色にもこだわり、風、海、朝日、夕日の自然の絶景を楽しめるつくりとなっている。特に食器類など細部にもバリの伝統工芸を生かしたブルガリデザインとし、「デザインプロジェクトであると同時に文化事業である」と表現するほど、完成度の高いものとなっている。なお、宿泊料金はイメージ、ブランド価値などを踏まえ、1泊1000米ドルからとなる予定だ。

 また、ウルシーニ氏は最近の事件についても触れ、バリの自然、文化遺産、温かみのあるローカルの人々に「楽園、神々の島というイメージを守り続けて欲しい」とコメント。自らも「事業を継続して展開することで、現在建設に携わる1200人の地元の作業員を支えたい」と語った。

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