ホノルル市長、業界関係者を前に関係強化を表明、5つの重視策を説明

  • 2005年10月5日
 ハワイ・ホノルル市長のムフィ・ハネマン氏を筆頭にミッションが来日、ハワイ州観光局(HTJ)、オアフ観光局と共催で業界関係者を集め、「WOW Honolulu!」と題したレセプションを開催した。ハネマン氏はホノルルで今後、展開される新規事業により生まれ変わる姿を「WOW」に託し、ミッションの名称につけたと紹介、「これまで旅行業界が築いてきたホノルルとの協力関係に『マハロ(ありがとう)』と言いたい」と感謝の意を表すと共に、引き続き関係を強化していくことを求めた。
 また、ホノルルで進められている事業について5つの点を重視していること表明。第1にホノルル、ハワイは安全・安心な地を目指すことで、警察、消防、さらに海岸警備に至るまで一体となった取組みを強調する。第2は引き続き、インフラへの投資を進めており、特に道路事情などは改善されているという。
 第3にイベントを重視し、集客装置として機能することを期待。日本市場からホノルルマラソンに多くの参加があるが、これ以外にも3月にはトライアスロンを実施しているほか、エコツアーやスポーツなどイベントは多彩。また、来年秋にはハワイで開催されていたプロ野球のリーグ戦「ウィンターリーグ」が復活するという。第4に企業の投資活動が活発化する環境作りを重視しており、アウトリガー、コオリナなど多くの企業が積極的な展開をしている現状を指摘する。
 最後に、これまでの「アロハ・スピリット」で、ハワイ、なかでもホノルルが日本からの訪問者を歓迎する姿勢を継続することを強調した。