フィンランド政府観光局が主催するフィンランド・カフェが10月4日、東京・中目黒にオープンした。フィンランドのデザイン、音楽、食事をはじめとする文化的側面からフィンランドのPRをする。フィンランド観光局日本局長の能登重好氏は「3つの台風に悩まされた昨年の来客数は、約7300名。今年は、天候に左右されなければ、充実したイベントで9000人は見込めるのでは」と期待を膨らませている。

　今年で4年目を迎えるフィンランド・カフェの特徴は、イベントの多彩さだ。週替わりにテーマを設定し、「本物のフィンランド」を伝える。10月11日から16日の「フィンランドに学べ」ウィークには、フィンランド語講座、廃棄物を利用したデザイングッズを制作する会社のセミナーを開催。10月18日から23日は、期間限定で日本を代表する3人のパティシエがフィンランドゆかりの天然甘味料フルーツシュガーを使ったスイーツを無料で提供する。さらに、ハイライトは10月25日から11月5日の「アート＆デザインウィーク」だ。日本でも人気のマリメッコ社の現役チーフデザイナーによるセミナーなど、日本にいながらにしてフィンランドのデザインや音楽に直接触れることのできる週間となる。