カンボジア、シェムリアップなど4地域で商品造成を促す

  • 2005年9月23日
 カンボジア王国観光大臣ライ・プラハス氏が来日、「過去のイメージは古いもので、現在は平和で安全な国」と語り、この数年の日本人訪問者数は毎年20%増と好調な伸びを示しており、今後の増加についても期待を示した。「8月までの日本人訪問者数は8万1700人超となり昨年を上回るのは確実」な状況。「カンボジアへの旅行目的は文化的遺産、エコツーリズムとして良く、特に有名なアンコール・ワット以外にも多くの寺院がある」とプラハス氏は語る。このため、(1)シェムリアップを中心とした文化、遺産のほか、(2)首都と近郊を観光するプノンペン、(3)カンボジア南西の海岸エリア、(4)カンボジア東地域に広がる自然でのエコツーリズムを中心とした商品造成を促す考え。また、プラハス氏は2010年まで増加する需要予測を披露。このため、シェムリアップに限っても2004年の5200ベッドから2010年までに1万7690ベッドへと供給量が増える計画を披露し、送客の受入れ態勢を整えること対応も言及した。

▽ロイヤルクメール航空が日本就航を視野
 ロイヤルクメール航空(RK)が9月1日付けに日本支社を開設した。RKの資本はカンボジア61%、カンボジア以外の資本は39%で構成するシェムリアップを本拠とする航空会社。シェムリアップ/プノンペン線、シェムリアップ/ホーチーミン線などを運航するほか、ソウル・仁川へ10月末の就航をめざす。このほか、ミャンマーのバガンへ就航を視野に入れるなど、積極的な路線展開を計画している。日本については現在のところ、チャーター便での運航を目指すが、将来的な就航を検討するようだ。現在、日本での総代理店(GSA)を選定中で、今後、正式に発表するという。