HKTB、35歳以下狙い、ウェブシネマ「香港バタフライ」で魅力伝える

  • 2005年9月23日
 香港政府観光局(HKTB)のクララ・チョン氏がこのほど来日、昨年の香港日本人宿泊者の40%以上が35歳以下であったことを受け、新たなプロモーションを展開することを発表した。これは角川書店、角川映画、ネオインデックスの香港バタフライ製作委員会が企画、制作したブロードバンド・ムービー「香港バタフライ」にHKTBが特別協賛するもの。チョン氏は「日本の若者の間でウェブシネマが新しいマーケット・トレンドとして人気があることを知った」と語り、「香港がもつ独特の魅力をクリエイティブな手法で描き出されている」香港バタフライを通して香港の新たな魅力を伝え、若者の訪問者数拡大に期待を示す。
 香港バタフライは、片瀬那奈さん演じるヒロインが香港の開運ツアーに幸運を求めて参加する物語だ。監督の森淳一さんは、「カット割をあまりしないことで、大勢の香港の人々や香港へやってきた観光客を映すことができた」と述べ、「香港の臨場感をあじわえる」作品とアピール。映画の進行と連動して各種情報を静止画や動画で楽しめる西日本電信電話のコンテンツ「Vi!Click」を利用することから、本編を見ながらロケ地をはじめ、映画に登場する観光スポットや片瀬さんのインタビューなども楽しめる。
 ウェブシネマは全4話。配信スケジュールは、第1話が9月23日の開始で、第2話が9月30日、第3話が10月14日、第4話が10月21日、11月末まで配信する。11月限定で、全日空(NH)国際線の機内で上映予定となっているほか、「Vodafone live! BB」でも配信する。