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NZ観光局など、WS開催、20万人達成に向け分散化する素材を強くアピール

  • 2005年9月20日
 ニュージーランド観光局は20日、ニュージーランド航空(NZ)と共催でワークショップを開催、ニュージーランド主要都市の地方観光局、ホテル、観光施設など20社が来日し、日本の旅行会社を対象にプレゼンテーションを行った。ニュージーランド観光局は今後3年から4年の間に、日本人訪問者数を20万人まで増やしたい考え。この目標を達成するには、「日本人訪問者が一番多い夏だけでなく、春や秋の豊かな素材を提供し、ベストシーズンを分散化することが鍵」とマーケティング部長の矢島節子氏は述べ、日本人訪問者数の底上げを図る考えだ。こうした計画にもとづき、今回のワークショップもニュージーランドの春と秋をテーマに各サプライヤーが最新情報を提供した。
 シーズン分散化に実現に向け、矢島氏は3つの具体策を挙げる。第1に、ガーデニングやホゥエール・ウォッチングなど、定着に向け芽を出しつつある観光素材を断続的にPRしていくこと。第2に、旅行会社での商品購入によるニュージーランド訪問者は日本人の7割から8割と高い割合を占めることから、ワークショップや研修旅行等を通して旅行会社との関係作りを引き続き強化する。さらに第3として、1つのシーズンに偏らない商品開発の促進だ。矢島氏は、「ニュージーランドの特徴であるエコ(環境保護)、スロー・ライフ、そして体験型素材の豊富さは、現在の時代の流れを反映する旅行を企画することができ、自信を持って強調できる。これらを強く打ち出すことで、着実に目標の20万人達成へ努めていきたい」と、目標達成に対し、前向きな姿勢を示した。