ケアンズ、来年の日豪交流年で教育旅行を中心にプロモーションを積極化

  • 2005年9月14日
 トロピカル・ノース・クィーンズランド観光局は来年の日豪交流年に向け、ケアンズでの教育旅行を中心としてプロモーション活動を展開し、旅行者数の増加を目指す方針だ。東京で旅行業界関係者との交流会をこのほど開催、同局ビジネス・ディベロップメント・マネージャーの新堀治彦氏が明らかにした。オーストラリアへの日本人訪問者数が全体的に伸び悩む中、ケアンズは年間約27万人と前年と同程度を維持。35万人を当面の目標としている。
 クイーンズランド州のプロモーションである「ケアンズ、自然に・・・」は2期目を向える来期、教育旅行を中心にハネムーン、ファミリーなどをターゲットとする。教育旅行については「ケアンズ、教育旅行マニュアル」などの資料を作成しており、デスティネーションの認知度向上と素材の豊富さを伝え、旅行会社の側面支援を行う。また、11月から来年3月までの冬スケジュールで、オーストラリア航空(AO)が新千歳/ケアンズ間を運航することをはじめ、中部、関西、福岡発、およびカンタス航空(QF)の成田発を合わせ5空港からケアンズとの直行便が運航する。これを受け、地方向けのプロモーションにも力を入れるとしており、福岡、広島、岡山、仙台、札幌の各地でセミナーを開催。また、新堀氏は「世界遺産に指定されたとグレートバリアリーフと熱帯雨林に、スパ・リゾートのような素材を融合させ、旅行会社に向けて新たな魅力をアピールしたい」と語っている。