NW、燃油費の高騰でNRT/JFK線を10月1日から無期限で運休

  • 2005年9月8日
 ノースウエスト航空(NW)は東京/ニューヨーク線を10月1日から、無期限で運休する。NWでは航空燃料の記録的高騰が続いているため、としている。東京/ニューヨーク線の8月の有効座席マイル数(ASM)はNWが展開する路線全体のASMの2%、太平洋路線の8%を占める大きな市場であったが、8月についても太平洋路線で供給の増加もあり、今回の決断となった。なお、デトロイト、ミネアポリス・セントポールを経由する乗継でニューヨーク行きについて対応する。現在、NWでは10月1日以降の予約を受け付けておらず、既存の予約についてはNW、およびスカイチーム・アライアンス内での振り替え作業を行っている。
 なお、東京/ニューヨーク線で利用するボーイング747-400型機は東京/ロサンゼルス線に導入する。これにより、現在の東京/ロサンゼルス線で使用するB747-200型機の機材からアップグレードされる。NWは16機のB747-400型機を保有しており、リクライニング角度が176度となるビジネスクラスシートを搭載しているほか、機内エンターテインメントシステムが充実している。