ラッフルズ、各ホテルから担当者が来日、傘下ホテルの展開は変わりなく

  • 2005年8月26日
 ラッフルズ・インターナショナル ホテルズ&リゾーツは、各ホテルから営業担当者が来日し、毎年恒例のロードショーを開催した。東京オフィスによると、同社にとって「日本市場はアジア太平洋地区では常にトップ5位以内、世界では10位以内に入る重要な市場」と語り、日本市場への期待を改めて示した。
 先ごろ、ラッフルズ・ホールディングスは、同社は米コロニー社への売却が発表されている。ラッフルズ・インターナショナル傘下41軒の全ホテルが売却の対象。コロニーはラッフルズ、およびスイスホテルの両ブランドの長期的展開、従業員および経営陣の現状の体制を高く評価している。現在、ラッフルズ・インターナショナル会長兼CEOのジェニー・チュア氏は引き続き現職に留まる予定。この契約にはラッフルズ・ホテル・シンガポールの83年間のリース権を含んでおり、シンガポールの国定記念物へ配慮したもの。
 こうした高い評価を下に、新ホテルのオープンなど発表済みのプロジェクトは計画どおり実行される予定だ。ラッフルズ・ブランドで2006年4月のオープンを予定するのが中国・北京の 「ラッフルズ・北京飯店」。老舗である北京飯店のフレンチ・コロニアル様式を残しつつ、改装を経た上でオープンする。もうひとつのブランド、スイスホテルとしては今年7月、モスクワに「スイスホテル・クラースニエ・ホルミー・モスクワ」がプレ・オープンしている。街の中心部に立地し、34階建て、客室数は235室スイスホテルとしての利便性と機能性を誇り、 9月にグランドオープンとなる。2007年以降は、同ブランドとして上海、エストニアのタリン、ラッフルズブランドとしてはドバイ、タヒチ、プーケットなどでの開業を予定している。