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ドイツ、見本市セミナーで専門学校などの研修旅行をアピール

  • 2005年8月23日
 ドイツ観光局は今年で8回目となる「ドイツ・メッセ・ワークショップ2005」を開催し、旅行会社を対象とする「ドイツ見本市入門セミナー」を実施した。セミナーでは、海外研修旅行で見本市を組みあわせた旅程を提案。特に、見本市訪問は既に従事する産業が明確な専門学校生を対象に、研修旅行に組み込むことで旅行そのものの有益性が高まり、見本市で産業の世界的レベルを学生たちが見ることで、参加者である学生の産業に対するモチベーションを向上させることができると強調する。
 例として、自動車整備専門学校が「IAAフランクフルト・モーターショー」に訪れることを提案。同見本市は隔年開催の世界最大級の乗用車・バイクの見本市で、世界のあらゆるメーカーの最新モデルが勢揃いする。この他にも、ベンツ博物館やポルシェ博物館などの各自動車メーカーの博物館巡りや、好きなドイツ者でのアウトバーン体験など、ドイツが強みとする部分を前面に押し出した旅行を組むことができる。
 また、ドイツ観光局は昨年から、日本貿易振興機構(JETRO)と協力し、企業、工業会、地方自治体向けのセミナーも行い、見本市への日本企業の積極的な誘致を進めている。今年はこれら旅行業界以外からの参加者も増えており、ドイツ観光局の西山晃氏は「将来的には旅行会社と出展企業が接点を持てるような場の提供も視野に入れていきたい」と語る。