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ラスベガス、新ホテルが開業、今後も続々と、MICEに6つの利便性

  • 2005年8月23日
 ユナイテッド航空(UA)とラスベガス政府観光局は共同でラスベガスセミナーを開催した。ラスベガスは現在、アメリカでも人気の高いデスティネーションで、カールソン・ワゴンリッツの社員、およびエージェントを対象に実施した調査でも昨年に続きラスベガスが1位となっている。また、今年はラスベガス誕生から100周年を迎えており、日本市場では10月7日から9日の大相撲ラスベガス公演がハイライトとなりそうだ。
 ラスベガスの魅力は変化し続ける姿にもあるが、中でもホテルの改装・開業などが目白押しだ。ベラッジオは昨年12月、928室のスパタワーをオープン、ウィン・ラスベガスは4月に2716室で営業を開始。今後のホテル開業についてもウィン・ラスベガスがホテル「アンコール」を2008年に2000室で開業を目指しているほか、ホテル・サンレモが来年第1四半期に、全米で展開する人気レストラン「フーターズ」ブランドとしてフーターズ・カジノ・ホテルと衣替え。アラジンは10月から工事を開始し、来年10月にはプラネット・ハリウッド・ホテル&カジノとして新たにオープンする。このほか、来年にはパームス・カジノ・リゾートの拡張、2007年にコンラッド・ラスベガス、08年にグランド・ハイアット・ラスベガス・リゾートが居住用の1700ユニットを含む2700室規模で開業するほか、MGMミラージュが4000室のカジノホテル、400室規模のブティックホテル3軒の開発を進めている。

 こうした施設の充実が進む中、日本ではMICEを積極的に誘致する。特にラスベガスを利用するメリットとして、(1)航空路線の充実と空港から主要ホテルまで10分から20分というアクセスのよさ、(2)ユニークなホテルが勢ぞろいしていること、(3)宴会・会議施設の充実、(4)フリータイムの多様なアトラクションの提供が可能なこと、(5)治安の良さ、(6)有名・人気レストランが集結していることをアピールする。宴会施設については延べ83万平米をラスベガスで有しており、6000人規模のディナーパーティの開催ができるほか、通年の気候が安定していることから、内外のイベントを予定通り進められることができる。また、同伴者も楽しめるショッピング施設の充実やスパ、ゴルフ、ショーなど盛りだくさんだ。
 なお、ラスベガス観光局はMICE用のモデルコースを揃えており、希望者は問合せすると、資料を参照することも可能だ。

▽ユナイテッド航空もサービスを充実
 UAは現在、成田発のアメリカ路線ではシカゴ、ニューヨーク、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ホノルル線を運航。利用機材はボーイング777型機、およびB747-400型機で平均機齢は9年だ。エコノミークラスには13センチほど足元を広げた「エコノミープラス」を全機材に導入するなど、機内の快適性を整えている。また、空港でのチェックインについてもキオスクをアメリカの主要空港に導入を終えているほか、成田空港にも設置済みだ。