アンダルシア州、今後も継続し日本と関係促進、フラメンコなど魅了紹介

  • 2005年8月2日
 アンダルシア州政府は2日、アンダルシアと日本間の交流促進に携わるフランメンコ協会、学校関係者、貿易企業関係者など約500名が集め、東京で「アミーゴス・デ・アンダルシア」を開催した。アンダルシア州政府首相のマニエル・チャペス・ゴンダレス氏は、冒頭の挨拶で「大航海時代から日本とアンダルシアは交流をもつ」と述べ、アンダルシアと日本のこれまでの歴史、文化、経済的繋がりを紹介。ゴンダレス首相は「フラメンコ、スペイン語を習得する目的で訪れる日本人が増えている」と近況を語り、「日本の料理学校とアンダルシアの料理学校が協定を結ぶなど、交流はますます活発化している」と上向きな関係を強調した。アンダルシアが発祥の地であるフラメンコ、スパニッシュギターを筆頭に、アンダルシアの文化や食、歴史に興味をもつ日本人が多く、また、日本とアンダルシア、スペインの文化研究に取り組む協会などが主体となり、今後も日本とアンダルシアの相互理解を深める活動が活発に展開される予定だ。

 なお、日本とアンダルシアの関係構築に貢献した功績を称え、元駐日スペイン大使の林家永吉氏、日本でフランメンコを広めた先駆者である小松原庸子氏に金の徽章が贈呈された。会場では、小松原庸子スペイン舞踏団のフラメンコショウをはじめ、スパニッシュギターショウなどが行われた。なお、8月1日から1週間、「愛・地球博」でアンダルシア・ウィークが開催され、スペイン・パビリオンのテーマ「生活の地を分かち合う」に沿ったアンダルシアの紹介を展開している。