アメリカ、4月の日本人訪米者は6%増、04年の米発日本インは1%増

  • 2005年7月27日
 アメリカ商務省によると、アメリカへの4月の日本人訪問者数は5.8%増の27万8239人となった。1月から4月の訪問者数は4.0%増の121万2662人。このところの各社の企画商品の上期取扱人員についても、北米方面の増加が伝えられており、2001年以降の不振が払拭されつつあるようだ。

 また、商務省は2004年のアメリカのアウトバウンドについての統計も公表。昨年は前年比10%増の617万7600人が海外を訪れた。上位5つの旅行先は順にメキシコの1936万人、カナダの1505万6000人、英国の369万2000人、フランスの240万7000人、イタリアの191万5000人。カナダ・メキシコを除いた場合の旅行者数は前年比12%増の2735万1000人。2000年以来初めて前年比で増加に転じ、2桁成長は1995年以来だ。地政学的な安定がアメリカ人の海外旅行を後押ししたものと考えられる。なお、アメリカからの日本訪問者数は全世界への訪問者数の中で第9位となり、前年比1%増の106万7000人であった。