楽天トラベル、施設を対象に期間限定の手数料引き下げキャンペーン展開

  • 2005年7月25日
 楽天トラベルは9月1日から、新たな契約体系による手数料の導入を予定しているが、このほど期間限定での手数料引き下げキャンペーンを実施すると発表した。楽天トラベルは、年間を通して楽天ユーザーが常に予約できる環境の確保を目指しており、5月に新たな契約体系の導入を公表。この新契約体系で手数料7%のAプラン、8%のBプランを対象に手数料をそれぞれ1%引き下げるキャンペーンを実施する。期間は9月1日から2007年3月31日までで、実質的には試運転期間となる。
 また、新契約体系条項の一部を見直しし、変更前は「最低料金保証の比較対象として自社販売も含む」の条項を「最低料金保証の比較対象として自社販売を含む場合と含まない場合を選択できる」として修正した。この対応は、全日本シティホテル連盟の会長名で意見書が提出されていたもので、今回の対応により新契約の判断は個々の宿泊施設に委ねる通知が出される。

 楽天トラベルの施策については、業界団体から反発があったほか、ベストリザーブもシステム利用料増額分無料キャンペーンを展開して、新規加盟を促進するなど、同業他社を巻き込んだ勢力図争いにまで発展していた。