ノルウェー、日本人ベッドナイト数が過去最高を記録

  • 2005年7月25日
 スカンジナビア政府観光局(STB)によると、5月のノルウェーにおける日本人ベッドナイト数は前年比55.1%増の1万4311ナイトと、20年前の調査開始以来、単月で過去最高を記録した。これについてSTBマーケティング・マネージャーの宮本拓氏は、ゴールデンウィークの日並びの良さ、夏期シーズンをメインとする周遊型ツアーの販売時期が拡大したことと分析。さらに、新たにユネスコ世界遺産に登録されたガイランゲルフィヨルドと近郊のオーレスンを「一歩奥のフィヨルド」としてプロモーションしており、全体のノルウェー滞在日数が増加した。
 また、観光を目的とした1000名規模の団体の受け入れ、および天皇陛下のノルウェー訪問による関係者やメディア関係者が訪問。ベッドナイト数の増加に寄与したほか、天皇陛下訪問前にメディアを通じてアナウンスが成され告知効果があったことも好調の要因だ。
 なお、5月のスウェーデンの日本人ベッドナイト数は前年比31.5%増の1万1190ナイトとなり、2000年、2001年の1万300ナイトを上回った。デンマークは前年比0.9%減の9597ナイトであった。