北陸4空港、4月から3ヶ月間で台湾発チャーター99便、訪日客増加

  • 2005年7月14日
 北陸地方の新潟、富山、能登、小松の各空港へ台湾からのチャーター便が4月から6月末まで、99便が運航され、観光客も1万4145人が来日している。運航会社は台北発、高雄発で、航空会社はチャイナエアライン(CI)、エバー航空(BR)、エアーマンダリン(CIの子会社)。この地方へのチャーター便は前年度実績で57便、6591人の入国者数であることと比較し、大きな伸びを示しており、7月以降についても194便の運航が予定されており、今後の訪日旅行者の増加に期待は大きい。
 各空港別では、新潟空港が15便、1694人、富山空港は60便9762人、能登空港は22便2426人、小松空港は2便263人。7月以降については調整分も含み、新潟7便、富山147便、能登35便、小松5便だ。こうした台湾からの訪日客の増加を受け、立山黒部アルペンルートは4月から6月の3ヶ月間の台湾人訪問者数が軒並み増加。3ヶ月平均で52%増の3万3192人となり、入り込み客全体での外国人比率も押し上げている。ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の地方連携事業で各県の観光協会のPR活動や旅行会社の招聘事業などが奏功しているようだ。
 なお、今後も地方連携事業は随時展開していくが、例えば新潟・長野・富山・石川県の4県を周遊するコースのツアー造成を目的とした旅行会社の招聘、台湾からの教育旅行誘致を目的とした学校関係者の招聘のほか、長野県ではオーストラリアからのスキーツアーの増大に向けた招聘事業などを展開する。