HIS、8・9月予約は前年比14%増、北米30%増、グアムも58%増

  • 2005年7月8日
 エイチ・アイ・エス関東営業本部によると、8月1日から9月30日までの夏休み期間の海外旅行予約状況(7月6日現在)は、前年同日比14%増で推移している。方面別のパッケージツアーでは北米が30%増、欧州が20%増となっているほか、ハワイ16%増、グアム58%増と全般的に順調に推移している。また、スマトラ沖地震・津波の影響を受けるアジア・ビーチは30%増となり、モルディブやプーケット島で前年並みに回復しているほか、バリ島やセブ島でのチャーター便設定が増加の牽引役となっている。
 HISでは予約傾向について、航空会社の導入する事前購入割引型運賃等の定着と海外旅行が一段と身近なものとなっていることから、早期予約と間際予約の2極化が進んでいるとしている。また、出発日の分散、チャーター便の設定などで、航空座席の予約は昨年と比較して取りやすい状況としている。特に、HISでは今年8月、9月については羽田発チャーター便をハワイ、グアム、サイパンのほか、バリ島、セブ島、マカオ、イタリア、ソウル、中国の9方面に135本、計1万7000席を提供、前年から2倍の供給量となることで需要増に対応する。
 なお、HISでの人気デスティネーションの順位は1位から順にハワイ、グアム、バリ島、ソウル、バンコク、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、サイパン、パリとなっている。なお、出発日の順は8月が13日、12日、15日、9月は17日、16日、18日。9月は特に連休を絡ませた旅行に人気が集まっているようだ。