KNTOなど韓国広報代表団、旅行6社と日本人1万人送客で協約書に署名

  • 2008年7月8日
 韓国観光公社(KNTO)をはじめとする韓国政府、旅行業界から構成する韓国広報代表団が来日、「韓日文化観光交流の夕べ」を開催した。これは日韓共同訪問の年、日韓友情年を記念したイベント。両国の広報大使を務める木村佳乃さん、チェ・ジウさんがそれぞれの国民に対して友情の手紙を渡し、交流を促進するもの。なお、ジウさんは過労による緊急入院の為、来日出来なかった。
 また、8月1日から羽田/金浦間チャーター便を現行の4便から8便へと倍増することに伴い、ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社、東急観光の6社と日本人1万人送客を目標とした協約書を取り交わした。この書面では、キャンペーン期間を8月1日から12月31日までと設定。羽田/金浦間チャーター便を利用し、新たな旅行商品の企画などを行うほか、KNTOはこの広報活動を支援する。

 KNTO社長の金鍾民氏は「今年は両国の交流拡大が期待されている。観光以外の要因から観光関係は苦難を迎えているが、政府レベルでも交流の重要性は確認している」として、昨年記録した両国を互いに訪れた400万人を上回る500万人の実現に向けて強い意欲を示した。また、昨年に引き続き任命された両国の広報大使については「お二人の活躍で、両国の国民が真のパートナーシップを結べるよう願う」とし、「世界でどこの国より安全であり、歓迎したい」と語った。また、この会に参加した国土交通大臣の北側一雄氏は、「愛・地球博の会期中は韓国からの訪問者のビザを免除しているが、万博後にもノービザで訪れていただけるよう関係省庁と協力して最大限の努力をしたい」と改めて表明、会場にいた韓国からの訪日団の拍手を受けていた。
 なお、KNTOはこれまでの日本人の韓国への訪問について貢献したとして、日本旅行業協会事務局次長の米谷寛美氏、ジェイティービー常務取締役の田川博己氏、近畿日本ツーリスト代表取締役社長の太田孝氏ら4名を表彰した。

▽韓国側航空会社もスケジュールを発表
 先ごろ日系2社が羽田/金浦間チャーター便のスケジュールを発表しているが、韓国側の大韓航空(KE)、アシアナ航空(OZ)の2社もこのほど公表した。スケジュールは下記のとおり。

▽羽田/金浦
OZ1015便 12時00分発/14時20分着
KE6708便 13時00分発/15時20分着
OZ1035便 19時20分発/21時40分着
KE6710便 20時00分発/22時20分着

▽金浦/羽田
OZ1025便 8時35分発/10時35分着
KE6707便 9時15分発/11時15分着
OZ1045便 15時50分発/17時50分着
KE6709便 16時40分発/18時40分着