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  • 2005年7月7日
 インド政府観光局は日本語サイトを開設した。このほど、東京で「インドの夕べ」を開催、同サイトの詳細やインド・プロモーションについての展開を説明した。インド政府観光局東アジア地区総局長のG.ヴェンカタラーマン氏は、「2004年の日本人訪問者数は、03年比で約4割増。今年も順調な伸びを示しており、04年比で40%増を目指したい」と語り、「日本語サイトの開設や現在のヨガブームを機に、インドの魅力を積極的に紹介していきたい」と力強く語る。昨年末のスマトラ島沖地震・津波の影響を受けた南インド地域に関して、ヴェンカタラーマン氏は「通常の状態に戻っている。ヨーロッパからの家族連れが多く訪れるデスティネーションであり、日本人のファミリーの訪問も期待する」と日本人観光客の新たなデスティネーションとして紹介。現在、展開中の「インドを訪れブッダの道を歩く」キャンペーンについて、「今冬、仏跡巡りのツアーを目的に、3本のチャーター便運航を計画中」と語り、メディアも利用した積極的なプロモーション方針を示した。  また、インドに2000種を超える動物がおり、こうした多様な動物を観賞するツアー、今年10月に完成を予定するヒマラヤのパラグライダー施設を利用したアドベンチャーツアーを提案。これまでツアーでは紹介されていない観光素材を利用した商品の造成を促す考え。こうした観光客誘致だけでなく、現地で観光客への接し方など、サービス向上を図るキャンペーンも展開しており、ソフト面の拡充を目指し積極的に取り組む現状に理解を求めた。  インド政府観光局の日本語ホームページは、26ヶ所あるユネスコ世界遺産や仏跡の情報をはじめ、インド料理やヨガなど、生活や文化に関する情報の充実を図ったほか、「ITおよび医療観光が世界各国から注目を集めている」ことから、こうしたテーマでの旅行について詳しく説明を加えている。