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SAT、日本人訪問者の増加傾向続く、今後はターゲットに合う商品造成へ

  • 2005年7月5日
 南アフリカ観光局(SAT)はこのほど、東京で「南部アフリカワークショップ2005」を開催、現地からサプライヤーが18社来日し現地情報を提供した。南アフリカ観光局日本・韓国地区代表のンディピュエ・ンチュリ氏は、「2004年は前年比8.6%増の2万3091人、2005年の1月から3月は前年比8.6%増と順調な増加」と好調な訪問者数を評価。ンチュリ氏は、「日本/南アフリカ間は約17時間。スペインのマドリッドへ17時間、ペルーへ23時間など、他のロング・デスティネーションと比較しても変わりはない」と飛行時間の長さに対して説明するほか、「1年中旅行ができるデスティネーション」であることを強調し、ジャカランダが鮮やかに咲き誇る春、サファリなどに加え、ワイナリー巡り、豪華列車での旅、伝統文化との触れ合いなどの魅力を紹介した。
 SATは、「Real Wonder(本当の驚き)」、「Fusion & Beat(融合と躍動感)」、「Awesome Sensory Impact(純粋な感動)」、「Humanity & Freedom(人間性と自由)」を4つの柱にデスティネーション・ブランドの確立を進める途上にある。この戦略は今後も継続。特に情報提供により、業界にブランド・イメージを浸透させていきたい考えだ。また、ターゲット層は、「時間、お金があり、旅行経験豊富な65歳以上のシニア層、好奇心旺盛な25歳から30歳のヤング層、出張などによる渡航経験者や非日常の体験を求める40歳から55歳の熟年層」と語り、旅行会社にはそれぞれの層にあうパッケージ商品の造成を求めていく。また、2010年のワールドカップ開催地となっており、「世界的なイベントを実施できるデスティネーションであると認められた」との認識を示し、南アフリカのインフラが整備されている現状をアピールしていく。