NH、成田/広州線を開設、大橋会長「日中間の友好関係を深めたい」
全日空(NH)は25日、成田/広州線を週5便で運航を開始した。成田空港での路線開設の式典において、NH代表取締役会長の大橋洋治氏は「念願の開設。成田/広州線開設で、日中間の人的、物的、文化交流にさらに努力し、友好関係を深めたい」、喜びの表情を見せた。大橋氏は記者団から「日中情勢が緊迫している最中の就航に対し、心配していないか」との問いに、「心配していない」と語気を強める。ただし、広州での就航記念式典は煌びやかに開催することは適切ではないとの考えを示し、5月中に実施する意向だ。また、来賓代表で挨拶した成田空港代表取締役副社長の玉造敏夫氏は「中国線が密になっている。成田/広州線がデイリー運航へと増便することに期待する」と述べ、「実現に向けてNAAはインフラ整備に努めたい」と空港会社として一段と協力する姿勢を強調。玉造氏は、「人的交流が増えれば、(日中間において)理解しあえる世の中がくる」として、今後のNHの中国線強化に期待を示す。
成田/広州線は成田発で月、火、木、金、日曜日の週5便。使用機材はボーイングB767-300型機で、ビジネスクラスが35席、エコノミークラスが179席。初便は180名が搭乗し、搭乗率は84%であった。
成田/広州線は成田発で月、火、木、金、日曜日の週5便。使用機材はボーイングB767-300型機で、ビジネスクラスが35席、エコノミークラスが179席。初便は180名が搭乗し、搭乗率は84%であった。