NH、ANA手ぶらサービスを本格展開、eプリチェックインも導入へ

  • 2005年4月21日
 全日空(NH)は4月25日から、成田空港出発便を対象として「ANA手ぶらサービス」を本格的に展開する。これは2004年3月から1年間、成田空港の「e-エアポート構想」のもと、ICチップ付きタグを利用した手ぶら旅行の実証実験を実施。今回はNHの新サービスとして開始する。ANA手ぶらサービスは自宅で預けた手荷物を、出発地の成田空港の宅配カウンターで受け取らずに搭乗でき、海外の到着空港で手荷物を引き取るサービス。このサービスは成田発の北米、韓国、台北線を除いたNH便が対象。ただし、ANAハローツアーを除く団体包括旅行利用者は対象外となる。料金は出発地域により、2200円から3970円までの設定があり、現行のスカイポーターの500円増となる。
 また、携帯電話やパソコンから事前にチェックイン情報を登録するサービス「eプリチェックイン」対応の新型自動チェックイン機も同日から、羽田空港、成田空港に設置。新型自動チェックイン機は国際線のeプリチェックインを済ませたお客が携帯電話やANAマイレージクラブEdyカードをかざすだけで搭乗券を受け取ることが出来る機能を装備したもの。羽田空港国際線ターミナルビルには新型自動チェックイン機を2台新設、成田空港には現行の旧式6台に加え、8台を増設する。