JALホテルズ、ニッコー天津を07年7月に開業、今後は上海、広州へ

  • 2005年4月12日
 JALホテルズはこのほど、中国・天津にホテル・ニッコー天津の運営管理契約を締結し、2007年7月に開業することを発表した。天津市の複合商業施設の第2期開発としてホテル、オフィス棟が建設されることとなっており、ホテルはこのうち1階、および6階から22回部分を占有する。ホテルの総客室数は373室で、和洋中のレストラン3ヶ所、宴会場、スパ・フィットネスなどを備える予定で、2010年までには日本円での売上高17億円、稼働率70%程度を目指す。
 このほど会見したJALホテルズ代表取締役社長の町田彰祐氏は中国でのホテル展開について「今後は上海、広州などに重点を置きたい」とする。JALホテルズはこれまで、北京の2軒をはじめ、大連、天津、および提携ホテルの青島など、ホテル・ニッコー・ホンコン以外は中国の北に偏っていることから、日本航空(JL)が就航する中国13都市の展開と合わせて南への進出を強く希望していることを表明したもの。また、先ごろ大連にヒルトンからブランドを変更する「ホテル・オリエンタルパレス大連」を4月20日に開業する予定を明らかにしており、昨年新設した中国側との合弁会社「ニッコーホテルズ北京BTG有限公司」との連携がうまく進んでいるとも示唆した。