ソラーレ、年度末までに40軒、8000室目指す、新規取り組みに着手

  • 2005年3月30日
 ソラーレ・ホテルズ・アンド・リゾーツは2005年度、新築ホテルの建設、買収、運営請負、フランチャイズの4項目を成長の基盤とし、年度末までに総客室数で日本第10位内に入るホテルチェーンを目指す。現在、全国に37軒、7157室での展開を今年12月に40軒、8000室まで増やす。ソラーレ・ホテルズは昨年、グループホテル9軒を開業し、引き続き積極的な展開を図る。取締役社長のA.G.ヴィリリ氏は「新たな戦略として、新築ホテルの建設を進める」と述べ、東京の赤坂にトップクラスのビジネスクラスを目指すチサン・ホテル・赤坂を2006年秋にオープンするほか、仙台にロードサイド型のチサン・イン・仙台泉インターを今年12月に開業する。これにより、ホテルの平均建物年数を下げるほか、特に赤坂のチサン・ホテル・赤坂に関してはホテルグループイメージとして打ち出す。
 昨年の販売実績は03年の1月から3月比で30%増加、販売客室単価は3.2%増、稼働率は5%増を示した。今後も継続して成長するため、新規マーケットを開拓する。注目するマーケットはインバウンドで、アジア、英語圏の宿泊客の取り込みを目指し、ホテル全体の稼働率で5%のシェアを達成したい考え。