シャングリ・ラ・ケアンズ、ホライゾンクラブルームを利用するPKG提案

  • 2005年3月30日
 シャングリ・ラ・ホテル・ザ・マリーナ・ケアンズのビジネス・デベロプメント・マネージャー・ジャパンの佐伯裕之氏が来日し、昨年8月からシャングリ・ラ・ブランドへ移管してからのリニューアル状況などを語った。同ホテルはラディソン・プラザ・アット・ザ・ピアから運営権を引き継ぎ、全館のリニューアルを進行、このほど改装をほぼ終えた。グレートバリア・リーフへのクルーズが出発するマリーナに隣接し、中心街からも近く利便性の高いシティ・リゾート・ホテルを目指し、客室に現代風のデザインを採用。グレートバリア・リーフをモチーフとする壁絵で暖かさを演出。エグゼクティブ・フロアとなる「ホライゾンクラブルーム」は客室の天井高が3.3メートルと通常より高く、シャングリ・ラでは「5ツ星ホテル内のブティック・ホテル」として位置づける。また、タイズ・レストランもオープンしており、朝食からディナーまでを提供、通常の営業に加え、デッキサイドでのパーティ開催などの需要にも応える。
 シャングリ・ラ・ホテル日本地区統括副社長の門口武史氏は最近の日本からの送客状況について、「特に、名古屋からの3泊4日のパターンが増えている」と指摘。また、佐伯氏によると、同ホテルの日本人シェアは約48%程度を占め、日本人宿泊客のサービス向上を図ることから、4月末までに日本人スタッフを8名まで増員する。ハネムーンや熟年層の主力となる顧客に加え、最近、伸びが見られる女性二人旅のアピールも行う。今後については、ゴールデンウィークから7月頃まで予約の出足は好調で、これを維持したい考え。秋頃には付加価値の高い商品として、ホライゾンクラブルームを組み込んだパッケージツアーの造成を働きかけていく。