TG、関空/プーケット線を夏以降に週4便化、来年以降は路線拡大へ
<バンコク発 鈴木次郎> タイ国際航空(TG)副社長・セールス&マーケティング担当のワロップ氏は「タイ/日本間の観光関係に今回の官民一体、特に旅行会社の参画したメガ・ファムはバンコク、プーケット島の回復に向け重要」とを指摘。タイ発では3月1日から成田/プーケット便を再開したことについても説明し、「日本は重要な市場であることを認識している」と理由を説明する。3月末の夏スケジュールからシドニー、パース、香港、上海発プーケット行きを再開するが、いち早く日本路線の直行便再開は市場の重要性だけでなく、安全性をアピールすることも含んでいるようだ。また、ワロップ氏は夏スケジュールで成田/プーケット便をデイリー運航とする事に加え、夏ごろを目途に関空/プーケット便を週3便から週4便へと増便することを示唆した。この一連の路線について、搭乗率は「当初は50%程度、デイリー化などの増便施策でゴールデンウィーク頃には65%から70%としたい」と回復時期の見通しにも言及した。
今回の一件でTGはTATと協力した施策を矢継ぎ早に展開している。特に救助の段階ではバンコクへの輸送を無償提供したことに始まり、復興についてもTATとの共同で広告を展開した。さらに、消費者向けに「Loving Andaman Program」と題したツアーを造成している。加えて、4日に全世界から旅行業関係、メディア等を招聘して開催するアンダマン・リカバリー・ミーテインングの席上で「Remembrance Package」を披露する。これは亡くなられた方、負傷した方、その親類や友人を再びプーケットに招聘、また手紙、お花等を贈り、お悔やみをする約6ヶ月に渡るプログラムだ。
また、ヨーロッパ方面の回復が早いことについて、ワロップ氏は持論をTGの全路線の運航施策から披露。それによると、これまで欧州方面の旅客はプーケットへの旅行を予定する人々に対してバリをはじめ、TGの展開する路線において他のデスティネーションの誘導に成功している。また、チャーター便が欧州から乗り入れているものの、「普段ほどではない」として、「欧州の回復が必ずしも早いわけではない」と指摘する。
今後、TGとしては地方都市の路線就航も視野に入れる。過去2、3年の実績として、札幌、仙台、広島など主要地方都市発のチャーター便は年間20本から30本を実施。こうした展開を踏まえ、これらの路線についてバンコク行きで定期便化を目指す。ワロップ氏は「津波が無ければ、今年末にも実現したいこと」と語るが、今回の件と機材繰りの関係から、来年の実現を目指す。利用機材はエアバスA300-600型機と小型機材を予定しており、今後控える大型機材の導入後の施策となりそうだ。路線としては、広島発については年間での定期便、札幌や仙台発は冬期の季節便での対応を念頭にしている。
今回の一件でTGはTATと協力した施策を矢継ぎ早に展開している。特に救助の段階ではバンコクへの輸送を無償提供したことに始まり、復興についてもTATとの共同で広告を展開した。さらに、消費者向けに「Loving Andaman Program」と題したツアーを造成している。加えて、4日に全世界から旅行業関係、メディア等を招聘して開催するアンダマン・リカバリー・ミーテインングの席上で「Remembrance Package」を披露する。これは亡くなられた方、負傷した方、その親類や友人を再びプーケットに招聘、また手紙、お花等を贈り、お悔やみをする約6ヶ月に渡るプログラムだ。
また、ヨーロッパ方面の回復が早いことについて、ワロップ氏は持論をTGの全路線の運航施策から披露。それによると、これまで欧州方面の旅客はプーケットへの旅行を予定する人々に対してバリをはじめ、TGの展開する路線において他のデスティネーションの誘導に成功している。また、チャーター便が欧州から乗り入れているものの、「普段ほどではない」として、「欧州の回復が必ずしも早いわけではない」と指摘する。
今後、TGとしては地方都市の路線就航も視野に入れる。過去2、3年の実績として、札幌、仙台、広島など主要地方都市発のチャーター便は年間20本から30本を実施。こうした展開を踏まえ、これらの路線についてバンコク行きで定期便化を目指す。ワロップ氏は「津波が無ければ、今年末にも実現したいこと」と語るが、今回の件と機材繰りの関係から、来年の実現を目指す。利用機材はエアバスA300-600型機と小型機材を予定しており、今後控える大型機材の導入後の施策となりそうだ。路線としては、広島発については年間での定期便、札幌や仙台発は冬期の季節便での対応を念頭にしている。