愛知万博「オランダ館」、テーマは水の都、来場者数75万人を目標

  • 2005年2月23日
 オランダ外務省、オランダ経済省はこのほど、3月25日に開幕する愛知万博に出展する「オランダ館」の概要を説明した。オランダ館のテーマは「水の国」で、この出展を通し、両国間の文化、観光、貿易などに交流促進を目的に掲げる。愛知万博は期間中、1500万人の訪問者を予想しているが、オランダ館の入場目標は75万人としている。
 メインアトラクションは縦横7メートル15センチの水のスクリーンにオランダと水との関わりなどのビジュアルを映し出す。オランダ館では、館内、および周辺に1万本のチューリップを植えたほか、館内はデリフト焼きタイル7500枚を使い、アムステルダム様式の街並みをデザインした世界一のタイル画を飾る。また、アトラクションの入り口はデリフト焼きタイルであしらったリーフデ号、および風車をデザイン。リーフデ号は1600年4月19日、初めて日本に到着した船であることから、万博期間中のこの日をナショナル・デイに設定。当日はエキスポドームにおいて、イベントを開催する。オランダからは15人ほどの男性合唱団が来日。アカペラでオランダの歌を披露するほか、ポルトガルからオランダの詩をもとに歌うファドの歌手、クリスティーナ・ブランコさんも来日する。また、日本代表として船歌、女の港町など、水に関わる曲を歌う演歌歌手の八代亜紀さんも参加を予定している。