ワールドホテルズ、社名変更でわかりやすさ、利便性向上の諸施策を展開へ

  • 2005年2月4日
 このほどSRSワールドホテルズから社名を変更したワールドホテルズ・アジアパシフィック地区副社長のローランド・イェッゲ氏が来日し、今後の展開などについて語った。今回の社名変更では、グローバル性を意識するものの、旅行会社の予約担当者、宿泊者に対してわかりやすさを追求。年間約140万ルームナイトという予約を確実に完了するシステムを構築し、加盟ホテル、予約担当者、ホテル宿泊者という3種類の顧客信頼を高める。こうした事から、日本語サイトについても4月ごろを目途に開設し、利便性の向上を目指す考え。また、ワールドホテルズの知名度向上を目的に、加盟ホテルの客室8万室超にダイレクトリーを置き、リピーター化を図り、消費者が旅行会社に選択する新たな方向もつくりだす。なお、ダイレクトリーはホームページと連動し、詳細な情報についてはホームページに掲載するなど、予約担当者、宿泊者の利便性に配慮する。また、GDS戦略では「EW」の統一した入力コードのほか、ワールドホテルズの「WW」などを揃えるほか、インターネットでの入力への対応として、背景に動くGDSとのシームレス化を推進する施策も控える。
 また、イェッゲ氏は、昨年については日本から約4万2000ルームナイトと予想の3万ルームナイトから大幅に上回る成果を収めており、日本をはじめアジア地区5ヶ所に展開するセールスオフィスの強化にも一定の評価を示す。また、アジアパシフィック全体でも24%増の21万2000ルームナイト、収入では32%増を達成。今年について、加盟ホテルは日本では福岡をはじめ、釜山、台中など首都以外での強化を図る。地域的には特に中国の加盟ホテルを増加にも注力する考えで、今年は15軒を予定、今後3年で50軒を目標とし、増加が予想されるアジアの旅行需要に対応していく。