グアム、地震・津波対策として太平洋津波警報システムを完備
グアム政府観光局によると、グアムでは太平洋津波警報システム(PTWC)を導入している。アメリカのナショナル・ウェザー・サービスの連絡網を通し、津波警報が発せられるシステムで、伝達地域はグアムのみならず、ハワイ、アメリカン・サモア、ウェーキ島、ジョンソン島、北マリアナ連邦諸国・諸島、ミクロネシア諸島、マーシャル諸島の太平洋沿岸諸国、および太平洋に点在する諸島全体を網羅。地震発生の際は、震源地から遠い地域でも災害が起こる可能性があれば、津波情報が伝達されるという。
もともとグアムはサンゴ礁の海とマリアナ海溝に囲まれており、津波の被害は少ないと考えられているという。米国地震研究所グアム支部も、「仮にグアム近辺のマリアナ海溝の東側で地震が発生しても、地震エネルギーが深い海溝にぶつかり、津波の流れは海底山や谷によって拡散する」と推測している。グアムでは1993年にマグニチュード8.1の地震が発生した時も、揺れによる被害損は大きかったものの死者および、津波による損害がなかった事例がある。
もともとグアムはサンゴ礁の海とマリアナ海溝に囲まれており、津波の被害は少ないと考えられているという。米国地震研究所グアム支部も、「仮にグアム近辺のマリアナ海溝の東側で地震が発生しても、地震エネルギーが深い海溝にぶつかり、津波の流れは海底山や谷によって拡散する」と推測している。グアムでは1993年にマグニチュード8.1の地震が発生した時も、揺れによる被害損は大きかったものの死者および、津波による損害がなかった事例がある。