日本スターウッド、ウェディング・デザイナーを創設、韓国、中国も視野

  • 2004年12月9日
 日本スターウッドはこのほど、「ウェディング・デザイナー」の職務を創設、日本スターウッド傘下のウェスティン、シェラトン・ブランド11ホテルから合計20名のウェディング・デザイナーが誕生した。日本スターウッド・ホテル代表取締役社長の平尾彰士氏は「ウェディングは宿泊、レストラン事業と匹敵する重要なビジネス。将来的に韓国、中国でも導入を計画したい」と、ホテルのブランド力とウェディングを連携することで市場への訴求を強化する意向を示した。
 ウェディング市場は少子化で婚姻数が減少、ハウス・ウェディングの参入をはじめとして厳しい状況。他社との差別化から、シェラトン、およびウェスティン・ブランドとの相乗効果を狙い、新たな職務により、市場への浸透を図る。ウェディング・デザイナーは今後のウェディング需要を高める戦略の立案、実践に加え、顧客の意向を汲みつつ、ブランド力を生かしたウェディング素材を提案する。
 ウェディング・デザイナーの内訳はウェスティンが9名、シェラトンが11名となっており、来年1月1日から、職務を開始する。ウェディング・デザイナーは四葉のクローバーのロゴが入ったピンバッチを身に付けるほか、名刺にロゴを入れ、職務を示す。今後、来年8月初旬に関東、再来年の2月初旬に関西で選考を開催する予定だ。