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CTC、初出展3社を迎えKANATAを開催、今後の課題は名古屋開催

  • 2004年10月19日
 カナダ観光局(CTC)は10月19日から22日まで、東京・大阪において今年で15回目となる「KANATA2004」を開催する。カナダから32社が来日し、旅行会社が東京で48社、大阪で32社参加する予定だ。CTC日本代表のサイモン・ピット氏は「CTCにおいて最大級のイベントとして重視する活動」と述べ、「カナダ側のサプライヤー、日本の旅行会社が直接交渉する場が重要である」と説明し、今後も両者のサポートに徹する姿勢を示した。今回の特徴は、サプライヤー側の参加費を値下げし、参加社数の拡大を目指した。この背景には、昨年のSARS等の影響からカナダの旅行産業全体が完全回復に達していない現状を受けた措置。こうしたことから、北米最大のロディオ・イベント催行会社をはじめ、3社が初出展している。
 KANATAは現在、名古屋での開催は行っていないが、中部国際空港の開港も控え、中部地区の需要に対する期待は高い。こうした動向について「大阪へ移動の際に、エア・カナダ(AC)が主催する旅行会社対象のレセプションを実施する」とピット氏は語り、「重要なマーケットである名古屋で来年、KANATAを実施する可能性もある」と今後の検討課題とする。なお、CTCは11月29日から12月2日まで、エドモントで「カナダズ・ウェスト」、来年5月7日から11日まで、サスカチュワン州で「ランデブー・カナダ」など、ワークショップの開催を予定しており、旅行需要の増加、カナダ旅行産業の回復を目指す。