フランス政観、AFと新キャンペーンで地方の魅力を訴求へ

  • 2004年10月7日
 フランス政府観光局は今後、2005年にかけての新キャンペーンとして「フランスの美しい道」を開始する。これはエールフランス(AF)と展開する共同プロモーション。フランス政観は今年の日本人訪問者数は2002年レベルの72万3000人にまで回復すると見ており、新キャンペーンの展開で需要喚起を図る。
 キャンペーンは、フランス国内10地方を対象に自然や文化遺産、人々とのふれあいを楽しみ、レンタカー、タクシー、バス、運転手付きドライブなど、地方の魅力を感じ取ることができる旅を促進する。グループ、FITを対象に、交通の要所となる街を出発する2泊3日の10のルートを紹介し、既存ツアーへ組み込むことを提案する。フランス政府観光局によると、地方周遊、一都市滞在、ワインやクリスマスなど、テーマ性のある旅の人気が上昇しており、特にクリスマスマーケットは、旅行会社、一般消費者とも多く問合せがあるという。
 フランスのクリスマスマーケットは、有名なアルザス地方のストラスブール以外に、近年はロレーヌ地方のメッスの人気も上昇中だ。メッスは、歴史的建築物のイルミネーションは1年を通して行うが、クリスマス期間中の12月6日から12月25日は大聖堂のステンドグラスが華やかさを加える。子供向けイベントスペースや簡易スケートリンクなど設けるほか、ホットワインを振舞う場所も用意している。