スターウッド、NY・ハワイで日本人客が回復傾向、ハワイで改装も順調に

  • 2004年9月4日
 スターウッド・ホテル&リゾートは「Starwood EXPO 2004」の開催に伴い、ワールドワイド・セールス上席副社長のジョン・ミムズ氏が現況や今後の動向を語った。現在、スターウッド傘下のニューヨーク、ハワイのプロパティにおいて、日本人宿泊客が回復する傾向にある。このうちハワイでは、ワイキキのザ・ロイヤル・ハワイアンのリノベーションがこのほど終了しており、10月1日にはシェラトン・カアウホウベイ・リゾート&スパは7000万ドル(約77億円)の改装終了を予定。このほか、シェラトン・モアナ・サーフライダーは改装を開始しているなど、ハード面の増強が進んでおり、こうした施設での日本人旅客の増加に期待感を示した。そのほか、世界各地で改築、および開業準備が進行中。アジア太平洋地域では2008年までに、16ヶ所のホテルで開業を予定する。
 なお、スターウッドは来月から、日本語にも対応する多言語のホームページを開設する。ミムズ氏は「ホームページを経由する宿泊予約を可能にする上では重要な施策」と語り、増加する日本人のHP利用者にも対応する方向を示した。また、旅行会社との関係については、「話し合いを行い、現在の関係を強固にしたい」と言及。また、ミムズ氏はFGP「スターウッド・プリファード・ゲスト・プログラム」会員が日本では21%増となり、アジア太平洋地域全体でも約30%増となる状況を受け、会員向けプログラムが今後、いっそう重要となることを示唆した。