台湾、「台湾劇場」でイン・アウトの需要喚起を期待、関連キャンペも実施

  • 2004年9月3日
 台湾交通部観光局はこのほど、「台湾劇場」のオープニングセレモニーを開催した。これは9月3日、4日の2日間にわたり、東京駅丸の内北口ドーム広場で「2004年台湾観光年」を記念するイベントとして行ったもの。台湾は2008年までに訪問者数を倍増する計画を進めており、台湾交通部観光局副局長の許銘海氏は「今回のイベントが需要喚起につながることを願う」と日本人台湾訪問者数の増加に期待感を示した。また、同席した台北駐日経済文化代表處代表の許世楷氏は「台湾人が訪日する際、ビザの申請が必要となっており、観光客倍増計画を進める上で、解決しなければならない問題。イベントを通して、ビザ無しで訪日できる風潮を醸成していきたい」と語った。さらに、許氏は台湾の観光素材として「アミ族の居住地や温泉など、日本人に広く知られていないスポットは豊富にある」として、台湾の魅力を紹介した。なお、オープニングセレモニーにゲストとして、女優の菊川怜さんが台湾原住民のアミ族の衣装を着て登場し、「アミ族のダンスや茶藝、屋台が集まる夜一(ナイトマーケット)に関心がある」と語り、台湾の訪問に意欲を見せた。
 台湾劇場は今回のイベントに加え、9月1日から1ヶ月間、JR山の手線の車輌に「台湾劇場」のロゴを描き、中吊り広告に台湾の観光名所を掲出する「台湾劇場号」が運行中。このほか、東京駅をはじめと5駅において、台湾特選弁当を販売し、購入者には台湾観光の小冊子、ウーロン茶のティーパックをプレゼントしている。