LA、年間日本人訪問者は02年レベル回復へ、中部発着便に期待寄せる

  • 2004年8月25日
 米国連邦政府の移民帰化局(INS)の情報によると、1月から6月末までの日本人入港者数が前年度比39.5%増で推移している。ロサンゼルス観光局(LACVB)アジア・パシフィック地区代表の安達正浩氏が語ったもの。この動向が継続すると、今年の日本人ロサンゼルス訪問者は約40万人に達する勢いだ。この予測が現実となれば、2002年の39万9000人と同レベルとなる。
 一方で、安達氏は旅行各社の話として「航空座席が取りづらい状況」とも語る。これは現在の日本/ロサンゼルス間の供給量が週65便と、テロ以前と比べ約30%減となっていることが主な理由。安達氏は希望として「中部国際空港からの直行便が就航することに期待したい」とコメントしている。
 また、LACVBは訪問者の増加策の一つとして継続的に、クルーズ誘致を展開している。特に日本市場では、旅行会社にLA発着のロイヤルカリビアンの3泊4日クルーズや、今秋から運航予定のノルウェージャン・クルーズ・ライン(NCL)をアピールしたい考えだ。