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ジャマイカ政観、日本人訪問者増の目標は1万人、減少傾向に打開を

  • 2004年5月6日
 ジャマイカ政府観光局は東京・代々木公園で5月29日、30日の2日間、2万人の人出が予想される「ワン・ラブ・ジャマイカ・フェスティバル」にブースを出展する。このフェスティバルはジャマイカの音楽を代表するレゲエ・スターであるボブ・マーリィーの歌のコンテスト「ボブ・マーリィー・ソングス・デイ」をはじめ、ジャマイカの料理や文化を紹介するイベント。ジャマイカ政府観光局は観光案内のパンフレットを配布するほか、写真家の仁礼博氏と菊池昇氏のストリート写真展「We love JAMAICA」も開催する。駐日ジャマイカ大使のポール・ロボサム氏は「今年は日本とジャマイカの国交樹立40周年を迎える。このフェスティバルを通じ、両国の関係がより深くなることを願う」と語る。
 2003年4月から2004年3月まで1年間、世界各地からジャマイカへの訪問者数は約240万人。このうち、約80%をアメリカ人で、2003年度の日本人訪問者数は4182人だ。1995年度の約2万人をピークに減少を続けている。このことから、ジャマイカ政府観光局では約1万人の訪問者数を目指し、日本人が訪れたことのない新たなディスティネーションのイメージを武器に情報を提供していく。ジャマイカは日本との直行便はないものの、エアー・ジャマイカ(JM)がアメリカのニューヨーク、ロサンゼルス、アトランタ、マイアミなどの主要都市から毎日運航していることを打ち出す。例えば、ロサンゼルス/ジャマイカ間を約5時間で運航、乗り継ぎの利便性に着目した訪問者増につなげたい考え。