UAティルトン会長、業界全体が『飛び立つとき』、パウワウ・スピーチで

  • 2004年4月27日
[ロサンゼルス−宮田麻未] 第39回インターナショナル・パウワウの基調スピーチにおいて、ユナイテッド航空(UA)会長兼最高責任者(CEO)のグレン・F・ティルトン氏は「旅行業界全体が『飛び立つとき』である」ことを強調した。これはUAが今年2月に掲げた新しいキャッチフレーズ「It’s time to fly」を引用したもの。ティルトン氏はまた、同時多発テロ以降の状況や今年秋から始まる新しいビザ手続きなど、旅行業界の中でも航空会社が直面してきた問題の深刻さを率直に語るものの、セキュリティ強化やビザ手続きの円滑化等の懸案事項では、連邦政府のテストプログラムに積極的な協力を行う姿勢を見せた。「旅をする人々は、われわれ旅行関係者全員にとって『共通のお客様』である。そのお客様が『今こそ飛び立つときだ』と感じてもらえるような状況を協力して作り上げよう」と現状の打開を訴えた。
 なお、現地26日朝のテープカットで会場ブースが公開、世界中から集結するバイヤー、報道関係者らがサプライヤーとの商談を開始している。