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リージェント・シンガポール、ビジネス客を意識しクラブルームを新設

  • 2004年3月18日
 リージェント・シンガポール総支配人リカルド・アセベード氏が来日、現在の状況や今後の方針などを語った。同ホテルはこのほど、10階、11階に「リージェント・クラブルーム」を新設。このクラブフロアの客室数は全98室で、デラックスルームとスイートルームで構成する。特にビジネス客を意識することからブロードバンド・インターネット接続を客室に備えるほか、ラウンジでの会議利用、朝食などが無料となっている。この他、ホテル内の施設拡充を図る一環として、4月11日から新たに日本食レストラン「天心」をオープンし、てんぷらをはじめとする日本料理の充実を図る。また、ブッフェやアラカルトを提供する「ケーパーズ」は地中海をコンセプトとし、レストランそのものを楽しめる目的地として衣替えを図る。

 アセベード氏は昨年11月に同ホテルの総支配人に就任以来、初めての来日。前職は、メキシコのフォーシーズンズ・リゾート・プンタミタの総支配人。このことから、「フォーシーズンズ」と「リージェント」のブランドの違いについて「サービス・スタンダードは両ブランドとも同じ。リージェントはフォーシーズンズより、競争力ある価格帯を設定することから、フォーシーズンズのサービスを求めながら、リーズナブルに楽しむ人を取り込みたい」と語る。
 今回の来日は日本市場の動向調査や関係機関との協力方針を模索する目的。この3ヶ月ほど、同ホテルの稼働率は70%から75%を推移しており、このうち日本人宿泊者はアメリカに次いで2番目となる30%ほど。アセベード氏は「40%まで日本人の宿泊者を取り込みたい」と考えていることから、今後も継続的に日本市場に働きかけを行う。