アウトリガー、豪・NZで運営ホテルが急拡大、今後も拡大基調は継続

  • 2005年3月14日
 アウトリガー・ホテルズ&リゾーツのオーストラリア/ニュージーランド経営部門副社長のクリフォード・オルソン氏、オーストラリア・セールスおよびマーケティング・ディレクターのナレル・アイコーン氏が来日し、近況と今後の展開を語った。アウトリガーは1998年にアウトリガー・サンシィティ・リゾートを開業して以降、オーストラリアでは現在までに9軒のホテルを開業し、ニュージーランドのクィーンズタウンでもアウトリガー・アット・ザ・ビーコンを運営。約5年でこの地域に10軒のホテルの運営と急拡大を見せている。
 このオーストラリア、ニュージーランドでの共通するホテルのコンセプトは客室内のゆとりと快適さの追求。中でもアウトリガー・ビーチ・クラブ&スパ・パームコーブは全220室で、3泊以上の宿泊者に対してはロールス・ロイスでの送迎が付くなどサービスも充実。日本市場に限らず、旅慣れた顧客への対応として、キッチンやリビングを備える客室を用意し、価格面でも競争力のある設定とすることで、稼働率も好調に推移しているという。今後、オーストラリア、ニュージーランドで、約20軒の運営を目指すことから積極的な展開を視野に入れている。今年9月にはクィーンズランドに「アウトリガー1770アット・アグネス・ウォーター」、また今年11月と来年5月にニューサウスウェールズで2軒のホテルの開業を予定している。
 一連のプロパティの増加に伴い、日本市場からの需要をこれまで以上に重視。日本人の従業員の採用も積極的に進めている。また、各地域での日本人の需要を高めたい考えから、営業力の強化も図る。これまでグアム担当営業部長の小沢扁里氏が3月1日付でオーストラリア/ニュージーランドの営業も担当している。