カナダ・ケベック州、送客増に期待、NWは日本の営業全体で販売強化へ

  • 2004年2月26日
 ノースウエスト航空(NW)とケベック州政府観光局はこのほど、ケベック州が発祥の地である「キダム」公演にちなむレセプションを開催した。この中で、ケベック州政府観光局局長の岩渕誠一氏は「キダムを通してケベック州の魅力を味わって頂き、旅行の促進につなげていただきたい」とし、今年のカナダの旅行者増に期待感を表明。紅葉が名物のメープル街道だけでなく、VIA鉄道を利用する旅行など素材の豊富さをアピールする。また、カナダ観光局(CTC)日本代表のデレック・フッド氏は「旅行会社と話す感触では2002年の45万人程度、好調であれば50万人台に到達したい」と述べた。

▽NWはカナダへの乗り継ぎ利便をアピールへ
 ノースウエスト航空(NW)は2004年度に東京、名古屋、大阪の営業全体でカナダ方面の販売促進を図る。これは上期に成田、名古屋、関西の3空港からデトロイトへ週28便を運航、また成田/ミネアポリス線はデイリー運航(土曜日は一日2便)するもの。デトロイトからカナダ7都市、ミネアポリスから9都市への路線網を展開することで、各都市への乗り継ぎ利便が高い。NW東日本営業本部代理店営業部長の伊藤正彰氏は「NWの東京、名古屋、大阪が一体となり、販売を展開することは少なかった。NW日本支社全体で利便性の高さを強調することで、カナダへ利用者を2002年比で50%増を目指したい」と語り、カナダのシーズンとなる5月から10月の利用客の増加に向けて旅行会社の協力に期待を表明した。