スリランカ、03年日本人訪問者は26%増の1万7115人、今年は3万人目標

  • 2004年1月30日
 スリランカ政府観光局によると、2003年の日本人訪問者数は過去最高となる前年比25.8%増の1万7115人であった。また、スリランカへの全世界からの訪問者数は27.3%増の50万642人と、初めて50万人を突破した。
 スリランカ政府観光局は2003年の日本人訪問者を2万人と目標にしていたが、昨年11月から12月に開催された国際クリケット選手権の期間、ホテルが確保できなかったことが目標到達に至らなかった最大の要因と分析している。ただし、SARSなどの影響をアジア各地が受ける中、大幅な渡航者増を記録した理由としては、日本/スリランカ国交50周年記念を契機にメディアへの露出が増加した効果がでていると見ている。
 なお、スリランカ政府観光局は2004年の日本人渡航者数の目標を3万人に設定する。これは旅行商品でUL以外の航空会社を利用する企画が増えていることから。これまで、スリランカ航空(UL)を利用する商品が主流であったが、キャセイパシフィック航空(CX)、シンガポール航空(SQ)を利用する商品が増えつつある。特に、CXは関西、および九州地区から利用が多く、「日本人を含めたCXの香港/コロンボ線ロードファクターは約90%に到達する勢い」という。