ハワイ州観光局（HTJ）は29日、旅行会社、航空会社、ホテルなどの旅行業界、およびメディアを対象に2004年のマーケティングプランを公表した。ハワイから来日したハワイ・ツーリズム・オーソリティー（HTA）代表のレックス・ジョンソン氏は「2003年は前年比10％減の約130万人の日本人訪問者を迎え入れた。今年の目標は約15％増の150万人」と述べた。さらに、「経済の上昇や円高など、ハワイへの旅行需要が伸びる下地があるものの、旅行者の意欲を刺激する具体的で、革新的な施策が必要」と述べ、今後のプロモーションに期待を表明した。
　HTJエグゼクティブ・ディレクターの一倉隆氏はプロモーションを展開するにあたり、「ハワイはメディアの露出も高く、旅行者の認識は良く知ったデスティネーションと捉える感がある。実際は、一部の良さしか伝わっていない」と問題点を指摘する。今後は「従来のイメージにハワイの芸術、文化、歴史、自然、アクティビティなどを付加することで『訪問する価値の高い場所』へとブランドを再構築する」とした。

▽キャンペーンの具体的な展開
　キャンペーンのコンセプトは「-6 islands