ハレクラニ、日本人宿泊客はイラク・SARS前に回復、GMのホンダ氏

  • 2003年11月26日
 ハレクラニの総支配人フレッド・ホンダ氏とベティ・オザキ氏が来日、現在の日本人旅行者の動向を語った。ハレクラニは6月頃まで、イラク戦争やSARSの影響から日本人宿泊者は弱含みに推移したが、8月から回復基調に転じ、9月から11月までは予約が一杯になるなど、順調な宿泊者を集めている。日本人とアメリカ人の割合も半半となり、イラク戦争やSARS以前の状況に戻っているという。
 ハレクラニは4月に「スパハレクラニ」をオープンし、サービスの拡充に努めているが、今後は「安全」、「家族」が重要なキーワードになると捉え、施策を打ち出している。例えば、既に昨年から実施しているが、宿泊客がエレベーター内で客室の鍵を差し込むことで、目的階に着くことができるよう改良を施し、宿泊客以外の客室へのアクセスを管理することで安全性を高めていること。家族に対してはスイートルームをはじめ、子供の安全のために電源プラグにカバーをかけるなど、細かな点での配慮を加えている。今後は、これまで構築してきたハレクラニのイメージである「一生に一度のホテル」を崩さず、ブランド商品では高額ブランドでの露出と共に、ウエディング向けの利用を進めたい考え。