ハレクラニ、ブランド・イメージを保ち運営ホテルを世界に展開へ

  • 2003年11月26日
 ハレクラニ、ワイキキ・パーク・ホテルを所有、運営するハレクラニ・コーポレーションのチーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)のピーター・シェインドリン氏が来日、現在の状況や今後の展望を語った。シェインドリン氏の来日は親会社の三井不動産と今後のリニューアルをはじめとする投資計画の検討、およびハレクラニ・ブランドとして運営するホテルの増加を話し合うため。
 シェインドリン氏はこれまで、ローズウッド・ホテル、ロータス・ラグジュアリー・グループでホテルの開発、運営経験に加え、経営コンサルティングなどに携わってきた経歴を生かし、「ハレクラニ」ブランドを現在運営するハワイ・ワイキキの1軒のだけでなく、将来的に数軒を世界各地で展開する方針からの起用となった。シェインドリン氏は「カリア・ロードの喧騒と対比し、ハレクラニのロビーの静かさは際立っている」とし、「サービス提供や運営などこれまで培った自然や大地の恵みを感じるホテル『ハレクラニ』のブランド・イメージはどの都市、リゾート地でも通用する」と抱負を語った。具体的にプロパティを展開する地名は明らかにしていないが、来年1月から本格的な調査を開始する予定だ。
 また、ハレクラニ・コーポレーションが運営するワイキキ・パーク・ホテルは今年6月にリニューアルを終了。ただし、シェインドリン氏は「日本市場の若い方々のニーズが変化するサイクルが早い」と分析することから、「通常は3年から5年でリニューアルを実施するが、展開を早めることでお客様の要望に応えたい」という。具体的な投資額は来年に4億円程度となる見込みだが、リニューアルの時期を含め、改めて公表するという。