JTB、上海WTFへの取組みを強化、VJCと交流イベントを企画

  • 2003年11月17日
 ジェイティービーは来年2月19日から22日に開催される「上海世界旅游資源博覧会(WTF)」に全社を挙げて取組む。社内に「WTF推進本部」(本部長・深川三郎取締役)を設置し、日本と中国間のイン・アウト双方の需要喚起を強化する。
 訪中旅行としてはビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)実施本部と協力し、日中文化観光交流の一環として2月18、19日に「ジャパンナイト」を企画。中国雑技段や日本伝統芸能などの上演に加え、特別プログラムとして日本でも人気の高い中国の演奏集団「女子十二楽坊」のコンサートを行う。このイベントに参加するツアーも発売し、成田発のツアー「WTF見学 上海2泊3日または3泊4日」は2月17日と18日出発で、2泊3日は6万9000円、3泊4日は8万4000円(WTFとジャパンナイトの入場券含む)で設定。全国で2000人の取扱を目指す。
 一方、訪日旅行では、WTFの実施に向け設置された「ようこそ!ジャパン『WTF上海2004目年を成功させる会』実行委員会」と協力し、全国の自治体にブース出展を呼びかけた。その結果、現時点で約50ブースが出展を内定。そのうち44ブースはJTBグループの総合広告会社であるジェイ・アイ・シーが運営とプロモーション活動を担当する(11月17日現在)。また、JTBとしては日本からの出展者のうち最大となる6ブースを出展し、北海道から九州までの5営業本部が日本全国の観光地や旅行商品を宣伝するほか、中国の旅行会社と提携して訪日ツアーを企画し、会場で販売する予定だ。