中国・紹興市、観光交流代表団が来日し、書道や紹興酒の歴史をアピール

  • 2003年11月12日
 中国浙江省紹興市副市長の謝星氏を団長とする観光交流代表団21名がこのほど来日、最新の紹興市観光情報を提供した。2002年の日本からの訪問者数は2万7947人。謝氏は「今後さらに日本人を誘致していきたい」とすることから、紹興市や周辺の浙江省の特徴を語った。紹興市は東洋のベニスと呼ばれる水の都としても有名であるが、謝氏は「王義之などの著名な書道家を輩出した紹興市は、紹興酒の発祥の地であり、産地でもある。そんな2500年の歴史ある紹興の文化を堪能していただきたい」と強調する。
 例えば、紹興市西南部に位置する蘭亭では中国の旧暦、3月3日に「国際書道祭り」を毎年開催している。これは、日本、韓国、シンガーポールなどアジア諸国を中心に、世界約10ヶ国から300人程の書道家が募るもの。このうち日本からの書道家は約100人と最も多く、日本人観光客もこの時期に訪れる人気の高い書道のイベントとなっている。