SQ、シンガポール/ロス線で直行便、機材はA340-500型機

  • 2003年11月7日
 シンガポール航空(SQ)は2004年2月から、シンガポール/ロサンゼルス線で世界最長飛行距離となる直行便を運航する。SQは現在、シンガポール/ロサンゼルス線を台北及び東京経由で1日2便を運航するが、今回の直行便就航は既存の運航便を補完するものとしており、東京経由便の減便は予定していない。
 シンガポール/ロサンゼルス線の運航は東南アジアと北米大陸間を結ぶ初の直行便となる。シンガポールからロサンゼルスまでの飛行時間は16時間、帰国便は約18.5時間で、従来の経由便に比べ1時間半から2時間の短縮となる。また、8月からはシンガポール/ニューヨーク線でも直行便の就航を予定し、所要時間は片道18時間になる。
 なお、機材は超長距離運航用のA340-500を使用する。エコノミークラスは設置せず、ラッフルズクラス(ビジネスクラス)の64席、エコノミークラスより座席が大きいエグゼクティブ・エコノミークラスの117席で計181席の2クラスで構成する。さらに、他の乗客との交流や飲食を自由に楽しめるような空間となる「パッセンジャーコーナー」を設け、長時間のフライトを快適に過ごせるよう工夫した。