リージェント・タイペイ、新しいスパ施設「沐蘭SPA」をオープン

  • 2003年11月6日
 グランド・フォルモサ・リージェント・タイペイのセールス&マーケティング統括支配人の北原正氏が来日、現在の状況や今後の方針などを語った。現在の同ホテルの稼働率は北原氏によると「83%から85%程度」と一時期の苦境からは既に脱している。ただし、「宿泊客全体に占める日本人の割合は約40%を越える程度」(北原氏)と通常の約50%と比べるとやや低い割合となっており、まだ部屋数に余裕のある年末年始に向けての伸びに期待を示す。
 リージェント・タイペイの今後の戦略は、施設の見直し、および新規需要の開拓に力を注ぐ方針で、アーバン・リゾートの構築を目指す。これは、台北市内の客室が供給過多の状況にあり、ホテル間の競争が激化していることを受けた施策。特に目玉とするのはフォーシーズンズ・バリからテラピストを招き、200万ドルを投資した「沐蘭SPA」のオープンだ。スパ内の施設は檜を使った浴槽を用意し、現代的なデザインとリラックスできる空間を作った。さらに2004年4月を目途に、スパ専用の客室、クラブフロアを新たに設け、多様化するニーズに応える。