9月の日本人出国者数は17%減の136万人、外客数は2ヶ月連続プラス

  • 2003年10月31日
 9月の日本人出国者数は前年比17.0%減、実数にして28万人減となる136万4000人で、3月から7ヶ月連続の前年比減となった(JNTO推計値)。9月の減少幅は前月比6ポイントの縮小となったが、7月は15.3ポイント、8月の8.5ポイントと比較して徐々に鈍りつつある。この要因にはアジア地域への旅行を避ける傾向が続いていると国際観光振興機構では分析している。
 一方、訪日外客数は13.8%増の45万7000人であった。これは1961年1月以降の訪日外客数の月別統計を記録して以来、9月単月で過去最高の実数となった。主にアジア各国からの旅行者が増加しており、8月の13.5%増の55万人に続き2ヶ月連続の増加を記録した。