ハワイ州産業経済開発局(DBEDT)によると、9月の日本人訪問者数は前年比1.3％減の12万9678人であった。5月は39.7％減、6月は30.9％減、7月は20.9％減、8月は10.3％減と減少幅を縮小し、今月の減少幅は一桁台と一挙に前年並み近くの実績となったほか、ハワイへの世界各国からの訪問者数の68.9％を占めるなど回復基調に加速感がついた。
　回復基調を支える主な要因はリピーターの増加と推測される。今月の日本人訪問者数の12万9678人のうち56.2％がリピーターで、前年同月比で5.9ポイントの増加を示した。例年、ハワイへの訪問者数は8月にピークとなるが、今年のリピーターの動きは1月から4月まで減少、その後やや上向きとなったが、8月は0.5ポイント減となっていた。
　ただし、先ごろ日本旅行業協会(JATA)が行った主要5社の9月以降の予約状況の調査でハワイは、9月は1.1％増であったものの、10月は1.1％減、11月は3.3％減となっており、日本人訪問者数が前年比を超えるにはあとわずかのようだ。

▽ハワイへの日本人訪問者、リピーターの動向(2003年1月〜9月)
(月／リピーター率／前年同月比／日本人訪問者数)
1月／61.8％／1.8減／12万2120人
2月／47.3％／4.6減／12万488人
3月／49.1％／0.2減／10万3009人
4月／52.0％／0.2減／6万7402人
5月／52.6％／1.1増／7万1836人
6月／51.8％／2.0増／8万4096人
7月／61.2％／2.2増／9万8436人
8月／67.0％／0.5減／13万1531人
9月／56.2％／5.5増／12万9678人

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